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スタッフブログ2024/04/06
視覚障がい者美容協会(JBB)の研修を受けて
令和6年4月1日から障害のある人への合理的配慮の提供が義務化されました。
これを機に「視覚障がい者美容協会」の研修を受け、ロールプレ&ブレストを通して基本的な知識や誘導時のマナーを学びました。
これから全国の美容師さんにも、ぜひ一度は受けていただきたい研修内容だと思います。
今回の一番の学びは、視覚に障がいのある人への「正しい理解」があれば「心がけ」は自然にできること。
「バリアフリー」は意外にもハードル高くないということでした。
まず初めに実践したのは、青眼者である私たちが“見えない世界“を体験することでした。
表参道にてアイマスクを着用し白状で探りながらの歩行。
いつも通り慣れた道路のはずなのに、目隠しすると何もわからない。。
歩幅も狭くなり、フラフラと不安な足取り。不安、恐怖、ストレス。
でも、腕を添えて「正しい誘導」をサポートされた時の安心感はハンパない!!
あらためて「正しい知識」と「おもてなし」の大切さを実感しました。
今回は全盲のモデルさん2名を担当させていただきました。
ここでは全盲の方へのホスピタリティを通して、美容師としての実力が試されます。
はじめのカウンセリングがとても重要で、目の見えない方への対応で課題が浮き彫りになります。
●髪型のイメージをどの様に共有するか?
●カラーリングは色味や明るさをどの様に共有するか?
形や色を伝えるって難しい。。
最初は思いましたが、「正しいコツ」をつかめば問題なくできます。
モデルのお二人を施術しながら「美容室に行く際のお困りごと」をヒアリングさせていただきました。
あたりまえに目が見える私たちにとっては想像もつかないお困りごとが山ほどあり、たくさんの気付きが得られました。
LANVERY表参道【ランベリー】
菅野太一朗